久々、長い小説を読んだ。読んだ小説は「マリアビートル」。


「マリアビートル」は、世界一受けたい授業という番組で、フワちゃんがオススメしていた小説。


伊坂幸太郎氏著。


裏稼業の業者が数名、元裏稼業のアル中男が1名、表面は天使で裏に悪魔の心を持った中学生が1名、同じ東北新幹線に乗る。


どの人物も個性的。


悪魔の心を持った中学生が最も憎たらしい人間で、最後は天罰が下るだろうと思っていたが、最後にどうなったのかはうっすらとしか描かれなかったのが残念。


本筋とはあまり関係はないが、気になったのは、この中学生が語ったルワンダの虐殺事件。


1994年、三カ月強で約80万人もの人間が殺されたらしい。国連もほとんど機能しなかったと書かれている。


まったく知らなかった。自分が無知だったのかもしれないが、こんな大規模な虐殺があったのであれば、ニュースに疎い自分でも記憶に残っているはずだが・・・。


1994年の話だし。


「マリアビートル」を読みながら本の結末も気になったが、このルワンダの大虐殺が非常に気になった。


マリアビートル (角川文庫)





隣人が殺人者に変わる時?ルワンダ・ジェノサイド生存者たちの証言